【千葉市緑区・家族信託・Mさん】家族信託で実家の売却と介護施設への入居
千葉市にお住まいのMさんよりご相談です。
千葉市内にお住まいのMさんは御年83歳で、ご子息がそれぞれ静岡と北海道に住んでいます。季節の折にはご子息が実家に帰省されてはいるのですが、年齢の事もあり一人での生活に不安を覚えるようになってきました。ご子息の希望もありサービス付き高齢者住宅(サ高住)に入ろうと思い、申込をしたそうです。
ご子息も、頻繁に帰れるわけではないので、施設にはいるほうが安心だと考えていました。また認知症になった場合も、万が一を考えてそのほうが良いと思っています。ご子息はそれぞれ生活基盤が、静岡と北海道ですので、施設に入った場合は実家の活用も無い事と併せて管理もできません、また、施設への入居等の費用やその後の生活費に充てることも考えておりました。Mさんも施設に入居するにあたって自宅は売却することで、ご子息とも同意をしていました。(今すぐの実家売却による現金化は必要ない)
「家族信託を活用」
Mさんの今後の生活確保と、自宅の売却を目的とした家族信託契約を結びました。
Mさんがご自宅を売却する時は、認知症を発症せずしっかりした意思表示が出来る場合は、ご自身で行う。もし、Mさんが認知症等により意思表示をだせないような場合は、北海道に住む長男さんがMさんの代理人として、受託者である二男へ売却の指示をします。
これにより、受託者である二男さんの責任を軽くすることと、二男さんが単独で勝手に実家の売却ができないような、信託契約となります。
Mさんは現在非常に元気であり、しっかりしていますが、いつ認知症になるかもわかりません。ゆくゆくはご実家を売却した資金も信託財産として、二男さんが管理をし、Mさんの生活費・施設の費用等を支払っていきます。