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【千葉市中央区・相続登記・Ｃさん】数次相続が発生し同時に相続登記（土地名義変更）と相続放棄が混在する事例

千葉市に住むＣさんより相続登記（土地名義変更）のご相談です。

背景

被相続人：Ａさん（父親）2014年に亡くなる
相続人：Ｂさん（長女）
相続人：Ｃさん（長男）
※Ｄさん（次男）2017年に亡くなる
※Ｅさん（Ｄさんの子供）
※Ｆさん（Ｄさんの子供）

ご相談の詳細を伺うと次の要点が分かってきました。

●弟であるＤさん（次男）に借金があり相続放棄をしたほうが良いのか
●Ａさん（父親）名義の不動産があるので相続登記を行いたい
●弟であるＤさん（次男）の子供（Ｅ・Ｆ）は既に相続放棄をしている（相続放棄申述受理証明書確認済）

ご相談者のＣさんは、Ａさん（父親）の名義のままになっている不動産を自分名義にしたいと考えておりました。ですが、上記の通りＤさんの借金の事や、Ｅ・Ｆさん（Ｄさんの子供）の相続放棄の件もありどうすれば良いのか分からずご相談にきた経緯となります。

今回の事例としてのポイントは数次相続が発生しているため、亡くなったＤさん（次男）の相続放棄には注意が必要です。

また、亡くなったＤさん（次男）の相続を、Ｅ・Ｆさん（Ｄさんの子供）が相続放棄をしているため、その時点では亡くなったＤさん（次男）の相続権はＢさん（長女）・Ｃさん（長男）にあります。

以上の点を踏まえて当事務所より次のご説明・ご提案をさせて頂きました。

●Ｂさん（長女）・Ｃさん（長男）さんが相続放棄（Ｄさん（次男）に対して）しまうと、Ａさん（父親）に対する相続手続き（相続登記）において、相続財産管理人を選任する必要が生じる。（Ｂさん（長女）・Ｃさん（長男）だけでは遺産分割協議ができません、費用・時間も多大に掛かります）

●相続放棄はせずにＢさん（長女）・Ｃさん（長男）で遺産分割協議を行う

結果的に、色々考えた末（長女）・Ｃさん（長男）で遺産分割協議を行い、不動産はＣさん（長男）の単独名義となりました。