【千葉市若葉区・相続手続き・Yさん】相続した不動産(市原市)が空き家となっている為、売却処分と同時に相続手続き(相続登記)をした事例
千葉市在住のYさんの父親が亡くなり、相続手続きのご相談にいらっしゃいました。
詳細を伺うと、お父様は一人で市原市にある実家に住んでおりました。お母様は既に他界されており、相続人はYさんと妹さんの2名でした。
Yさんは千葉市にお住まいで既に自宅を保有、妹さんはご結婚されていて東京に住んでおりますので、実家の有効活用方法が無く現金化したいと考えていました。
そもそも実家売却のきっかけとしては、父親が亡くなる以前に半年以上入院生活をされていたこともあり、雑草や木々が隣接家屋へ越境してしまい、クレームをもらったことに始まります。
まずは、不動産の名義変更が行われていなかったので、相続登記を着手させてただき同時に提携不動産会社を通して売却活動を始めました。かなり古い物件でしたので、建物(上物)付では売却が困難との見立てでしたが、何とか建物付きで売却する事が出来ました。(Yさんを含め建物(上物)の解体費用の捻出が難しかった為)
既に名義変更もYさんと妹さんに完了していましたので、売却先が決まった時点でスムーズに処理を行えました。
その後、売却代金をYさんと妹さんで平等に分け、本件は無事解決となりました。
近年、『空き家問題』と言うキーワードを良く耳にします。今回の事例も、将来的にも実家の有効活用がなく、お父様が入院をしていてる間は全く管理をしていなかった為トラブル寸前になっていた、このような話は全国様々なところで発生しています。ひどい場合は、管理も何も放置していて、廃墟同前のようになっているところもあります。
空き家問題は一筋縄では解決できない事態が多く散見していますので、できれば生前にご家族で実家等や相続が発生する見込みのある不動産等は、どうすべきか事前に話しておくことをお勧め致します。