【白井市・相続手続き・Mさん】面識のないお孫さん同士での遺産分割事例
白井市にお住まいのMさんより、全くと言っていいくらい交流の無い、いとこ同士での相続になってしまい相続手続きの相談に来所されました。
お亡くなりになったのはMさんの祖父にあたります。Mさんのご両親は既に他界されています(祖父にとっての子供:Mさんの父親)
さらに複雑な事に、Mさんの父親の弟さん(叔父)は、Mさんが幼少のころに離婚をしていて、叔父と配偶者の間に子供がいましたが離婚を機にその配偶者と一緒に叔父の元を出ています。Mさんとは、いとこ同士の関係です。その叔父も祖父が亡くなる数年前に亡くなっています。
結果的に相続人は、相談者のMさんと全く交流の無いいとこの2名となります。相続財産としては、預貯金だけでしたので相続手続きだけでみると難しくはないのですが、交流のないいとこさんとの遺産分割協議をしなければなりません。また、亡くなった祖父が管理をしていたお墓もあり、亡くなった祖父の代わりに誰がお墓の管理をするかという問題もありました。(叔父もそのお墓に納骨されています)
当事務所にて戸籍調査を行いました(いとこさんの所在確認)。いとこさんの住所がわかりましたので、相続権のある事とお墓の管理についての件をお手紙で送付させて頂きました。
いとこさんは当初全く反応がなかったのですが、何度かのやり取りでお話に応じて頂き、遺産分割の分配もお墓の件を鑑みて解決する事ができました。
お墓の管理は近年、問題になっている事例です。今回の事例もそうですが、諸事情により管理できなくなりお寺側も困るといった話をよく聞きます。供養や管理を担う方がいらっしゃる場合の遺産分割は、多少でも多めに分配することが揉めないで解決できる一つのアイデアでもあります。