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【Ｏさん・千葉市中央区・遺言書】遺言の内容を秘密にして作成したいとのご要望

相談者のＯさん（75歳：女性）のご相談です。

Ｏさんには、推定相続人が2名（長男Ａ・長女Ｂ）でした。話を伺ってみると長女のＢは、亡くなった父親より生前に多額な贈与を受けておりましたが、その後Ｏさん（母親）との仲が悪くなり最終的にはＯさんの住んでいる実家にも寄り付かなくなった現状でした。長男のＡには、何も財産を残してあげられていないことを非常に悔やまれており、できるならＯさんの財産を多く長男のＡに渡したいとのご意向でした。

当事務所より、財産を残す方法として次のように、アドバイス致しました

①生前贈与（贈与税がかかる）
②遺言書（秘密の保持ができる）

結果として、Ｏさんは②の遺言書を選択されました。公正証書遺言であれば、作成の際の秘密が保持され、保管も公証役場でされるため安全。また、遺言の執行もスムーズなうえに、他の相続人の同意や協力なども必要がないため、自筆遺言ではなく、公正証書遺言をお勧めし、作成・手続きを致しました。

Ｏさんの希望通りに、遺言ができ、予想される遺留分の対策も可能な限り講じることができました。無事、遺言書は保管され、Ｏさんは安心する事ができました。