印西市の施設に住む子供がいない叔母(86歳)を心配している姪A(65歳)さんからの相談事例です。【Aさん・印西市・遺言】
叔母には子がいなく、兄妹が5名いますが、3名は死亡しており、親族付き合いしていない親族もいるため、叔母が亡くなった際の相続人はまだ調べていませんが、恐らく10名以上はいるものと思われます。
以前から叔母のことを気遣って、看てくれる長男の姪(A)に財産の管理や遺産を遺したいと、言ってはくれていましたが実際に遺言等はありません。急に叔母の体調が悪くなり、一次危篤状態になったことで、今後のことを心配し、当事務所に相談に来られました。その時点で叔母がかろうじてご自身の意見を言え、サインをできる状態でしたので、取り急ぎ「全財産を姪(A)に相続させる、遺言執行者は姪(A)とする」といった内容の遺言をつくることを提案し、公証人の先生と至急連絡をとり、相談を受けたその場で公証人の出張の手配をしました。2日後に無事、公正証書遺言を作成することができました。
叔母の体調の次第で、今後、叔母の財産管理や相続対策を行うため、遺言の書き直し、家族信託や任意後見・成年後見、生前贈与などの生前対策を検討していくことを再度、姪(A)さんにご提案し、一応の解決となりました。