【印西市・家族信託・Tさん】遠方にお住いのお母様の実家問題
千葉県印西市にお住いのTさんより今後のお母様のことについてご相談を受けました。
Tさんの家族構成は以下の通り
・お母様:ご実家(九州・福岡)で一人暮らし
・お兄様:北海道にて居を構えている・奥様と子供1人
・Tさん:千葉県印西市に居を構えている・奥様と子供2人
ご実家は土地・建物と現金が1,500万ほどです。
現在、お母様は元気なのですが、いかんせんTさん含めお兄様もお母様とは距離が離れているので、何かと今後いろいろ不安を覚えるとの事で後の相続も含めて相談したいとの事でした。
一番の問題はご実家である土地・建物の処遇をTさんもお兄様も危惧されていました。やはり遠方に住んでいるため、実際に現地での処理をすることは不可能なことが一番の悩みどころでした。
そもそもお母様に何かあってお母様しかできない手続き等もあるので、その辺りをクリアすることに重点をおいて話し合いをしました。
結果的に様々な角度から検証して「家族信託」を設定することで解決することになりました。
信託財産:土地・建物・現金1,500万
委託者:お母様
受託者:Tさん
第二受託者:お兄様
受益者:お母様
家族信託の典型的なパターンではありますが、お母様が亡くなった時点で信託契約が終了し、残余財産は通常通りTさんとお兄様に引き継がれます。
Tさんもお兄様も含め、お母様が亡くなる前に何かあった場合に兄弟で実家やその他の事に処理ができるようになり安心していました。
お母様が亡くならないまでも、病気等での長期入院等や不測の事態に対応できるようになり、Tさん兄弟はもちろんお母様も安心したのではないでしょうか。