【印西市・相続手続き(遺産整理業務)・Sさん】亡くなった父と認知症の母と相続手続き(遺産整理業務)
Sさんのご両親は秋田県で暮らしています。Sさんは3人姉妹でSさんは印西市、残りの姉妹は都内に住んでいます。
Sさんは数年前から体調のあまり良くなかったご両親を印西市に呼び寄せ、お父様を近く(印西市)の病院へ入院させ、認知症の出始めたお母様は近くの介護施設へ入居させました。
その間入退院を繰り返していたお父様が亡くなってしまいます、兼ねてから認知症を発症していたお母様はさらにひどくなっている状況でした。お父様が亡くなったことを理解できていたかも不明な状態の中、ご不幸にも時を同じくしてお母様も急逝してしまったのです。
Sさんは沈痛な思いを抱えたまま、両親の葬儀を行い少しずつ落ち着きが出てきたところで、当事務所に相続手続き(遺産整理業務)の依頼にきた経緯となります。
当事務所へ相談に来る前に、Sさんはご両親の通帳等を管理していた関係で相続手続きもご自身で出来るであろうと思っていたそうです。ところがSさんも仕事を持っている関係上、相続手続きに割ける時間があまりありません、ましてや各届出や必要書類の準備を集めるだけでも、ほぼ不可能という事態に陥ってしまったそうです。
姉妹の仲は良く相続に関しては問題は無いのですが、基本Sさん頼みで事を進めてというスタンスなので、相続手続きに関する助けはありません。
こういった家庭事情の方がほとんどだと思いますので、Sさんとの打ち合わせも実は当事務所より担当司法書士が出向き打ち合わせをさせていただきました。
Sさんの要望は、できる限り代行できる部分はして相続手続きを完了させたいとの事でした。
■代行できる部分は全て代行してほしい
■実家(土地・建物)は売却予定早めの名義変更
■預貯金は姉妹で3等分
とのご要望でしたので、当事務所には「相続手続き丸ごとサービス(遺産整理業務)」がございますので、このサービスを受けて頂くことに致しました。
最低限ご自身で取得しなければいけない書類だけご準備していただき、その他の手続きに関する事柄は全て当事務所の司法書士が代理取得致しました。
ポイントは不動産の売却予定があるので不動産の相続登記を先行して行いました。相続登記を行ってからでないと不動産の売買をすることはできません。
預貯金に関しては金融機関等で名寄せ等も行い全ての口座を解約し最終的には3人姉妹のそれぞれの口座に振り込み完了いたしました。
今回の遺産整理業務としては、相続人が千葉県と東京、ご両親が秋田県でご両親の住民票・戸籍等はすべて秋田県でした。
ご子息とご両親が違う他府県という環境は当たり前にあります、ですがご子息側は普段お仕事もされていて時間が取れないというケースがほとんどです。
ご自身で相続手続き(遺産整理)等を行おうとすると、どうしても物理的に難しい場面が出てきます、そうなってしまってから専門家に相談するというケースも非常に多いです。
ですのであまり無理をせず最初から専門家に託してしまうということも、ひとつの解決法だと思います、もし「このままではマズいな!」と思われているようでしたら、一度ご相談されることをお勧めいたします。