【船橋市・家族信託・Wさん】認知症の妻に後見人をつけずに財産を残したい
船橋市に住むWさんより、認知症の奥様についてのご相談です。
Wさんは御年85歳で終活を始めました。現在奥様が認知症を患っています。ご夫婦としては平穏に暮らしてはいますが、認知症の奥様を残して他界した場合の不安を抱いています。
お子様は長男・長女がいてそれぞれ独立しています。もし、Wさんが奥様より先に亡くなった場合は、長男が自宅に戻り奥様の面倒をみてもらう予定でいます。また、Wさんは収益不動産(アパート)を持っており、その収益不動産は長女に相続させたいと考えています。
Wさんが亡くなる前に対策を施したいとのご相談です。
『解決策のご提案』
奥様の認知症を鑑みて家族信託のご提案を致しました。
信託設計
委託者:Wさん
受託者:長男
受益者:Wさん・奥様
信託財産:自宅・収益不動産・現金
信託期間:Wさんと奥様が死亡するまで
残余財産帰属先:自宅→長男・収益不動産→長女
ポイント
・奥様の認知症が今後どの程度進むか分からい状態では遺言書を作成したとしても後見人なくしては遺産相続協議もできない状態に陥る事を防ぎます。