【千葉市・生前対策・Uさん】将来の相続の為の生前対策を知りたい
千葉市にお住まいのUさんより生前対策についてのご相談です。
昨今、相続人間での相続争いが多く散見しています。争う内容や理由は様々ですが、概ね相続財産が5000万円以下の場合の争いが多いです。
①相続人間での遺産分割時の争い
②相続税の納税資金の不足
当事務所も、提携の税理士事務所と何度となく相続手続きや申告のお手伝いをさせて頂きましたが、亡くなった方のほとんどの場合は、相続財産の内訳的に不動産(家屋・土地)を占めていることが多く、預貯金はほとんどないことが多いです。この場合、遺産分割でもめる事が多く、さらには納税資金が不足して、相続人自体も困っていることも多く見受けられます。
こういったトラブルを回避するためにも生前の相続税対策(生前対策)は重要になってきます。
相続税の納税資金に困る事がないよう、生前にその準備をすることが肝となります。
生前対策を行う事により、ご自身が亡くなったあとの相続人間での揉め事や、納税資金に苦しむことのないようにすることは、残されたご家族の為でもあります。
では、生前対策を行う為には、どのように準備をしていけば良いのでしょうか?
簡単な手順を下記にご紹介します。
①ご自身の財産をリストアップする
②ご自身の財産総額における相続税の評価額を調べる
③相続税がどれだけかかるか調べる
④どの相続人に不動産を残すか決める(誰に何をどう相続させるか)
⑤遺留分の問題はないか調べる
⑥納税資金の確認、不足している場合はどうするか?(不動産等の売却も考える)
手順としては、さほど手間のかかることではありませんが、まず第一に重要なのはご家族で話し合いを持つことは言うまでもありません。
それぞれのご家族の環境や状況によって、左右されますので、後々揉めない為にもしっかりと話し合いを行い上記④の段階で行っていくことが望ましいでしょう。
上記の①~⑥を行ったことにより、生前対策の具体的な法的実行としては、『遺言』や『贈与』等が挙げられます。一般の方には難しいかもしれませんので、①~⑥と同時にまとめて専門家に相談することをお勧めします。