【Yさん・印西市・相続登記】身の回りの家族が相次いで亡くなったYさんの事例(不動産相続)
千葉県印西市に住むYさんは、ご主人と娘さんの3人で暮らしていました。他に県外で暮らす長男もいます。ご主人が亡くなったので、ご自宅の土地・建物の相続(名義変更)のことでご相談に来られました。
そこで当事務所でご自宅の登記簿を調べてみたところ、20年前に住宅を購入された際に設定された「買戻特約」という登記が残っているままになっていました。
「買戻特約」はいわゆる担保の一種なので、今後売却などを考えた場合このまま残っていると不都合が生じてしまいます。
そこで司法書士が買戻特約の登記を設定していた千葉県住宅供給公社と連絡を取り合い、相続による名義変更後に買戻特約の登記の抹消手続きも行いました。
またYさんのご両親も印西市内に住んでいたのですが、ご実家の土地・建物も10年前に亡くなったお父様と2年前に亡くなったお母様の共有になっていました。こちらは30年以上前にご両親が購入された家なのですが、こちらもやはり買戻特約が付いていました。
しかもお父様が亡くなってからかなり時間が経過していたので、通常、不動産の相続登記で使用する書類(住民票の除票、戸籍の原附票)の市役所での保管期限が経過しており、取得できない状態になっていました。
しかし、司法書士が適切に書類を作成し登記申請を行うことで、それらの証明書類がなくても名義変更をスムーズに行うことができました。もちろん買戻特約も抹消したので、きれいな権利状態でYさんの名義にすることができました。
Yさんからは「こんなに短期間で手続きが完了するとは思いませんでした」という感想をいただき、当事務所の対応にご満足いただきました。