遠方の銀行に預金があった場合の解決事例【Aさん・印西市・相続手続き】
印西市に住むA様のお母様が亡くなられ、A様が遺産の整理をしていたところ、千葉県内の銀行の預金通帳とは別に和歌山県の銀行の預金通帳が見つかりました。お母様のふるさとが和歌山県だということは知っていましたが、預金があるとは知らず、どのように手続きをすればよいかわからず相談にきていただきました。
相続人同士での分割協議は終わっており、A様お一人が相続されるとのことでしたので、各銀行にお母様の死亡の旨をお伝えし、相続手続書類を郵送してもらいました。当事務所で遺産分割協議書を作成し、相続人全員に相続手続書類と遺産分割協議書に署名捺印をしていただきました。
全ての解約手続きを郵送で済ませ、スムーズに手続きを終わらせることができました。今回はたまたま遠方の銀行の通帳が見つかりましたが、見つからないケースの方が多いと思います。発見できなかった預金口座に多額の預金がある場合には、相続税の計算を間違え、申告漏れ、修正申告となる可能性がありますので注意が必要です。